
iFixitの女性たちが100万評価ポイントを獲得しました! このチーム全員で勝ち取ったな大きなマイルストーンは、修理に関する解決策を見つけたり、修理ガイドを作成したりすることで、iFixitコミュニティに貢献しています。
では、iFixitで活躍する女性たちはどんな人たちでしょうか?現在、総勢51人の女性メンバーで構成され、長い年月にわたって3,000以上の修理ガイドを執筆または加筆を行い、リペアコミュニティーに486の回答ソリューションを提供してきました。このグループは、さまざまな部署や国籍から成っていますが、役職や肩書きにとらわれることなく、全員で世界中に修理を広めてきました。
アンサーフォーラムで質問に答えたり、修理ガイドを作成したり、既存の修理ガイドを編集してナレッジベースを改善したり、未解決の質問に取り組みながら、iFixitで蓄えてきたあらゆる知識をウェブ上で共有しています。
私たちの専属ガイドキーパーであるSam Goldheartは、この100万評価ポイントの大部分を占める44万3000ものポイントに加え、108の回答ソリューションを提供、2287種類の修理ガイドを執筆/編集してきました。「数多くの修理ガイドを作成してからずいぶん時が経ちましたが、今でも皆さんのお役に立てているのが嬉しいです。」とSamは言います。「自分が作った修理ガイドにコメントをもらうと、いつも幸せな気分になります。」最近の彼女の仕事は、リード・テックライターからブログライターへと変わりましたが、iFixitのオフィス内でマルチに様々なタスクをこなしています。Samは修理ガイドに直接関わっていませんが、インターネット上では今でも彼女の丁寧なインストラクションから様々な知識を享受しています。
あるユーザーは、Samが手がけたMacBook Airの修理ガイドのおかげで400ドル以上の節約ができました。また別のユーザーは、Samの精密なネジのサイズ情報は、デバイスへのダメージを避けるための重要な情報であると高く評価しています。「修理ガイドの作成は大変な事もありますが、その投資は見返りがあります。」とSamは言います。「お楽しみとして、私が入社前に作った最初の修理ガイドをご覧ください。かなりヤバいです!」

Samの率直さは、iFixitの哲学の核心をついています。キャリア初期に「かなりひどいガイド」を書いたとしても、少なくとも自分の持つ知識を共有しています。十分な忍耐力と好奇心があれば、スキルを磨き、自信をつけ、より多くのモノを修理できます。それこそが、私たちがiFixitで目指すゴールです!
iFixitで日本語ローカライゼーションを担当する Midori Doi は、日本語サイトを立ち上げる直前にiFixitに加わりました。その当時、iFixitは日本国内で修理ガイドよりもiPhone新モデルを速攻分解する会社として認知度がありました。既に何千もの英語版修理ガイドが公開されていた一方で、日本語に翻訳された修理ガイドはほぼゼロに等しい状態でした。

「私がiFixitで翻訳作業を始めた当初は、たった一人で広大な砂漠を歩き始めたような感覚でした。しかしこの6年間を通じて、数多くの翻訳ボランティアの方や修理愛好家の方たちが様々な方法で参加してくれました。そのおかげで、iFixitの日本語サイトは非常に充実したものになっています。」
彼女の修理に対する情熱は、日本で古くから言い伝えられてきた”もったいない”に起因します。この価値観は何世代にもわたって伝えられてきたもので、使えるものはできるだけ長く使い、無駄やゴミは極力減らすことが大切であることを気づかせてくれます。「我が家では10年以上も同じ洗濯機を使い続けています。その間、何度か簡単な修理を行いました。購入したパーツの総額はわずか$50(約4000円)程度です。」とMidoriは教えてくれました。

2017年夏、Midori はCEOのKyle Wiensと東京にあるスーパーサイエンス採択高を訪問して、修理しやすいプロダクトデザインやe-waste(電子産業廃棄物)について講演会を行いました。その会場で、”誰でも修理できる”というデモンストレーションを偶然にも行う機会がありました。Kyleが来日する直前に、彼女のMacBook Proのハードディスクケーブルが動かなくなり、お手上げ状態に陥っていたのです。プレゼンテーションの最中、Kyleが壊れたラップトップPCの修理をしてみようとMidoriに提案したのです。「私の手は汗まみれになりました。正直な話、一度もPCの修理をしたことがなかったからです。iFixitの修理ガイドを参照しながら、なんとかハードディスクケーブルを交換することができました。驚くことに、かかった時間はわずか15分でした!」と話してくれました。
全く予定外のライブデモンストレーションは、会場にいた高校生たちに「誰でも修理できる」ということを伝えることができました。日本でのリペアコミュニティを強くするというMidoriのコミットメントは、新しい物に買い換えるという考えから修理というマインドセットを起こし、彼女の評価は20万2000ポイントを超えました。「修理では、全くのアマチュアである私をみてください。テックマニアや専門家である必要はありません。修理は回数を重ねるごとに、コツを掴んで上達していきます。」
iFixitで活躍する多くの女性スタッフたちは環境保護や知識の利益が浸透し始める以前から長年に渡って、修理にチャレンジしています。 iFixitのコミュニティマネージャーである Amber Tausは、常にものが動く仕組みについて興味を持ってきました。
「4歳の時、自分でVHSのケースを取り外しました。他の皆んなが映画を見ている中、私だけがテープがリワインドするのをじっと眺めていました。」iFixitにおけるAmberの評価ポイントは、アンサーフォーラムや修理ガイドの作成から来ているものではなく、主にMetaサイトのメンテナンス活動が中心です。Metaは、修理をしたいユーザーたちがiFixitについて語るための専用スペースです。Amberは、ボランティアのモデレーターや、iFixitの活動に質問を投稿するコミュニティ・メンバーとつながり、オープンでフレンドリーな環境を育んでいます。
Amberは、2021年初めにiFixitに入社して以来、MetaとiFixitオンラインコミュニティを管理するというユニークな立場で、高い評判を得ています。Metaでは3,177の評判を獲得し、164のソリューションを提供しています。iFixitでは、2,864の評判ポイントを獲得し、35のソリューションを提供しています。彼女は一日のうち、サイト内をパトロールしながら、オフライン時に公開されたコンテンツ一つ一つを楽しんでいます。
「私のお気に入りの分解は、オレンジです。とてもユニークで面白いし、細部に至るまでこだわりを感じます。」とAmberは言います。「最後の手順で、オレンジの構成パーツを並べてみると、まさに芸術品です。」ユーモアはさておき、アンバーは、最高のガイドとは、作業内容が簡単に学べて、ユーザーがフォローしやすいものと公言しています。「義姉が自分の車のタイヤ交換のやり方を知らなかった時、全ての人が当たり前のように、自分のものをメンテナンスできるとは限らないのだと気付きました。」
評価ポイントがどうであれ、私たち一人ひとりが修理の針を一つ進め、修理を配慮していないプロダクトデザインや電子産業廃棄物が地球に与える悪影響を軽減するために(そして、いつの日かゼロに)できることを行っています。
さあ皆さん、これからもこの調子でいきましょう!世界中には、修理を待つ壊れたガジェットが積み上げられています。
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